プロフィール


1970年、万博の年に境南町の武蔵野赤十字病院で生まれる。商社勤めの親の転勤により香港・大阪と移り住み、大学入学とともに建て替え前の桜堤団地(長屋タイプ)に戻り祖母と二人住まい。子どもができてからはドップリ子育てを楽しむ。現在、妻・子との三人家族。桜堤児童館存続運動から市政と関わり続ける。市民活動歴9年。

 

経歴

香港日本人学校卒業(香港)

電話級アマチュア無線技士(中2)

河内長野市立西中学校卒業(大阪)

私立初芝富田林高等学校卒業(大阪)

東京理科大学工学部電気工学科卒業

東京理科大学大学院工学研究科電気工学専攻修士課程修了(工学修士)

東京理科大学大学院工学研究科電気工学専攻博士課程中退

研究テーマ:デジタル衛星通信の電力効率を上げる通信方式の研究

会社員プログラマを経て、子どもができ子育てと仕事のバランスを考え自営業に

子どもの通っていた児童館が廃止になるということから市民活動が始まる

 

行政関係委員歴

武蔵野市市民活動推進委員

武蔵野市非核都市宣言平和事業実行委員

武蔵野市子どもの権利に関する条例検討委員

第六期長期計画・調整計画市民会議委員

武蔵野市立第二中学校開かれた学校づくり協議会委員

 

市民活動団体

西部コミュニティ協議会(会長・副会長)

武蔵野市立第二中学校PTA(会長)

武蔵野の森を育てる会(副代表)

武蔵野の教育を語る会

武蔵野市青少年問題協議会桜野地区委員会

桜野地域社協

桜野地域防災ネットワーク

むさしの児童館推進会(立ち上げメンバー)

「小中一貫校」を考える会

子どもと地域と学校を考えるプロジェクト実行委員会(立ち上げメンバー)

その他、お祭りやむさしのジャンボリーなど地域活動多数

 

主な活動の経歴と実績

桜堤児童館存続運動

2014年夏、(市政に関心のなかった私にとって突然)市内唯一の児童館、桜堤児童館が廃止になるということを知った。地域の大切な施設だ。ある知人から「子どもプランのパブリックコメント募集があるから『児童館を廃止しないで』と意見を出してみよう」と誘われる。これで止まるのかと思い書いてみた。当時はこれでどうにかなると超安易に考えていた。行政側からすると積み上げてきた合理的な計画なので変更する理由がない。ここから行政の仕事を学んだり、児童館や児童福祉について学んだり、他自治体の例を調べたり、意見を伝えたりという生活になる。そうこうしてるうちに同じ思いの3家族で連絡を取り合うようになり、3家族を中心に活動を始める。多くの人の力で成し遂げることができた。

当時は市の行政計画や施策の進め方などまったく知らないド素人で、全市議会議員さんに面会を申し込んだり、話を聞いてくれる市民団体があると聞けば出かけていってお話ししたり、委員会があるといえば子連れで傍聴(※)し、意見を言えるチャンスがあれば顔を出し、チラシを作って配りまくったり、署名を集めたり、その他陳情以外できることは全てやった。活動の結果、2015年2月の第五期長期計画・調整計画の策定委員会にて「桜堤児童館の件は策定委員会の俎上に載せる」と発言があり、桜堤地区の児童数が増加していることを鑑み桜堤児童館は児童館として残ることが決まった。その後は各々何かの形で桜堤児童館に関わり続けている。ここから市民参加としての傍聴と、パブコメや会議等での意見発信を続けることとなる。

活動の記録:桜堤児童館の廃止案とその見直し活動の記録

※この頃、私たち以外にも保育園の活動をしている方々も子連れ傍聴することがあり、数年後市議会傍聴時の保育サービス導入につながった。

 

コミセン活動

桜堤児童館の活動中、西部コミセンの当時の会長に声をかけていただき西部コミュニティ協議会の運営委員となる。後に副会長・会長と歴任し、これまでの活動に加えて広報改革や利用ルールの削減、先進コミセンや他自治体を見習った事業を導入したりした。フリーWi-Fiについては合意形成に半年をかけ、市内コミセンでのフリーWi-Fi設置第1号となる。その1年後、市は全コミセンへフリーWi-Fiを設置することとなった。全コミュニティ協議会の連絡協議会(コミ研連)では、コミュニティ構想50年誌の編集やオンライン活用研究会に関わる。

ところで、武蔵野市のコミセンはいわゆる公民館のリネーミングではなく50年前に武蔵野市独自のコミュニティ政策で生まれたもので、市民が自主参加・自主企画・自主運営する、現在でいう協働の実践です。
 

東京都都市計画道路3・4・24号線反対活動

この件もまた都政・市政無関心から知ることが遅かった。武蔵野市西部の遊歩道「花の通学路(花の小路)」に東京都の都市計画道路の線が引かれていて、それが優先整備路線に指定されいよいよ実施ということになってしまった。このままではのんびりとした市西部地域に、新武蔵境通りと同じような片側2車線の道路ができてしまう。児童館活動をした仲間たちと都市マスタープランなど意見を出せるもの全てに意見を出していった。市も特別拡幅化したいわけではなく、境・境南・桜堤の市議会議員さんたちの活動もあり現在はまだ遊歩道の形を保っている。

この3・4・24号線は最終的に五日市街道へ繋がる計画だが、五日市街道自体の渋滞緩和策がとられておらず交通システムとして不十分なうえ、できてしまうと交差点や信号が増えたり、歩行者や通学路の危険箇所が増える。閑静な住宅地を大型車が通り抜けることになり騒音・振動(※)問題も考えられる。

※信号待ちをしているとよくわかるが新武蔵境通りは大型車が通ると振動がおこる。

 

生物多様性に配慮した武蔵野の雑木林保全

第五期長期計画・調整計画の意見交換会の会場に境4丁目にある緑地「境山野緑地・独歩の森」を保全している「武蔵野の森のを育てる会」の代表の方が参加されていたので「独歩の森って虫が少ないですよね」と失礼にもこんなことを言いに行くと、どういうわけか保全活動の活動日を教えられ「よかったら来てね」と誘われ、軽い気持ちから参加してみたら気づけば保全する側になっていた。あれから8年、まだまだ現在進行形です。この会は普段の手入れの他に植物調査や生きもの調査を経年でおこなっていて、環境の変化がどう生物に影響を与えているかを調べたり、それを環境づくりに活かしていたり、他地域の雑木林を見学に行ったり、シンポジウムを開催したり、アカデミックな活動をしている。

2019年には境山野緑地で試験的に皆伐を行った結果、萌芽更新と実生により若返り、生物多様性も豊かになった。独歩の森は2020年からのナラ枯れ対策で2022年に一定範囲が伐採された。その後、独歩の森由来のどんぐりを使い森の再生を進めている。

参考リンク:武蔵野の森を育てる会

 

武蔵野市の小中一貫校導入の是非

「『小中一貫校』を考える会」での活動。国が新しく小中一貫教育を行う「義務教育学校」という学校の形を作ったことをうけ、武蔵野市でも施設一体型小中一貫校の検討が始まり、2016年2月、小中連携教育推進委員会の報告書が発行された。2018年11月武蔵野市小中一貫教育あり方懇談会により「実施するべきではないと判断する」と結論が出され検討の議論は終結。この間約2年、意見交換・パブリックコメント・シンポジウム開催・課題提起チラシ作成・全国大会に参加する等の活動をおこなった。他自治体で施設一体型小中一貫校はいい意味でも悪い意味でも学校統廃合に利用されたが、校地の余裕がなく児童生徒数の増加が見込まれている武蔵野市では統廃合を進める理由にはならなかった。またメリットとして挙げられていたコミュニティ・スクール機能は、教育委員会の「学校・家庭・地域の協働体制の検討」によって方向性が示され、2023年度より試行されることが決まっている。

活動の記録:「小中一貫校」を考える会㏌武蔵野

 

学校教育を考えるイベント企画運営

児童館から始まった活動の中で知り合った仲間と協力して、ドキュメンタリー映画「みんなの学校」の木村泰子さん(元校長先生)と塚根さん(元先生)のオンライン講演会を開催した。卒業生がサプライズ登場してくださって子どもの本音も聞くことができた。この仲間たちと誰1人取り残さないインクルーシブ教育、誰もが自分らしく学べる多様な学びの場を考えている。

 

活動のポリシー

大事なのは、文句を言うのではなく意見を伝えるということ。それと事実に基づいた民主主義的な合意形成。でも、言うは易く行うは難し。

 

趣味・好きなこと

・旅行(インドシナ〜東アジア)・料理・カメラ・ギター(HR/HM)・工作(電子工作・木工・紙...)・生きもの・自然・インスタントラーメン袋収集(3000枚を超えたあたりから数えてない)…楽しいこと

 

旅行写真(下):運転席の上も客席(ミャンマー1998)、肉圓屋の茂雄さんと(台湾2002)、チョンキンマンション(香港2008)、Star Ferry コスプレ(香港2009)、チキンラーメン作り体験(大阪2017)、エビ好き(台湾2018)

香港の民主化を支持します。ミャンマーの民主化を支持します。ロシアも攻撃やめてください。